ED7000
最速CPUの搭載により,演算およびアプリケーション処理の高速・高精度化を実現し、オープンモーションネットワークMECHATROLINK-III対応のサーボドライバ,ベクトルインバータを使用することで、高速同期通信可能なシステムの構築ができます。
このシステムにより、装置の生産性、および性能の向上に貢献することができます。
ED7000の特徴
- 高速演算
- 拡張性高
- ロギング
- MECHATROLINK-Ⅱ
- MECHATROLINK-Ⅲ
- Ethernet
- デジタル入力
- デジタル出力
- アナログ入力
- アナログ出力
- RS-232C
- RS-485
- 制御性能:各種演算およびアプリケーション処理の高速·高精度化に加え、プログラム容量の拡大により、高速かつ拡張性の高いシステム構築が可能です。
- 拡張性:各種オープンネットワークに対応した通信モジュールを搭載することで幅広いネットワーク構築が可能です。また、各種リモートI/Oを構成することで省配線化にも寄与できます。
- 環境性能:使用環境仕様の拡大により使用範囲が拡大しています。
- ロギング機能の充実:ロギング機能によって,装置の稼働状況(ロギングデータ)をCPUに接続したUSBメモリ又は,CPUユニット内蔵RAMへ保存が可能です。装置の稼働状態の管理に役立ちます。
ED7000の製品スペック
型式 | ED7000 |
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電源 |
入力電圧:AC100/200V 入力電圧許容範囲:AC85 ~ 132V/AC170~276V 周波数許容範囲:47~63 Hz 入力電流:1.2 / 0.8A 以下(入出力定格時) 突入電流: 20A,10ms 以内(完全放電状態,入力 AC132V,出力定格) 50A,10ms 以内(完全放電状態,入力 AC276V,出力定格) 許容瞬停時間:20ms 定格電圧:5.15V 定格電流:9.0A 出力電流範囲:0.3 ~ 9.0A 定電圧精度:5.15V±2%以下(5.05 ~ 5.25V) |
外形寸法(W×H×D) | W 240 × H 130 × D 108 |
物理的環境条件 | 使用周囲温度:0˚C ~ 60˚C(55˚Cを超える場合は強制空冷が必要) 保存周囲温度:−25˚C ~ 85˚C 使用周囲湿度:10%~ 95%RH(ただし,結露しないこと) 保存周囲湿度:10%~ 95%RH(ただし,結露しないこと) 汚損度:JIS B3502に準拠(汚損度2) 耐腐食性:可燃性,腐食性ガスのないこと 使用高度標高:2000m 以下 |
機械的稼働条件 (輸送時含む) |
耐振動:JIS B3502 に準拠 ・連続的な振動を受ける場合 : 5Hz≦ f<8.4Hz 片振幅 1.75mm 8.4Hz≦ f≦150Hz 定加速度 4.9m/s2 ・断続的な振動を受ける場合 : 5Hz≦ f<8.4Hz 片振幅 3.5mm 8.4Hz≦ f≦150Hz 定加速度 9.8m/s2 いずれもX, Y, Z各方向10回 耐衝撃:JIS B3502 に準拠 衝撃の大きさ ピーク加速度 147m/s2(15G) 作用時間 11ms,X, Y, Z各方向3回 |
電気的稼働条件 | 耐ノイズ: EN 55011(Group 1 Class A) EN 61000-6-2 EN 61000-6-4 に適合 |
設置条件 | 接地:D種接地 |
冷却方式 | 自然空冷,強制空冷 |
メモリ |
フラッシュメモリ: 24MB(ユーザー領域15MB)(16 axes) 40MB(ユーザー領域31MB)(32 axes) SRAM:4MB(16 axes),8MB(32 axes) SRAM : 4MB (16 axes) , 8MB(32 axes) DRAM:256MB DRAM : 256MB |
MECHATROLINK | ・MECHATROLINK-III 1回線2ポート ・マスタ機能 ・スレーブ機能 |
Ethernet | 10BASE-T,100BASE-TX 1ポート |
カレンダ | 秒~年,曜日,計時(バッテリバックアップ) |
USB |
・USB2.0 TYPE-A ホスト1ポート ・対応デバイス:USBストレージ |
プログラム容量 | 15MB(16 axes),31MB (32 axes) |
制御方式 | シーケンス:高速,低速スキャン方式 |
プログラム言語 | ラダー言語(リレー回路),テキスト型言語(数値演算,論理演算) |
プログラム実行制御方式 |
スキャン: 高速スキャン,低速スキャンの2レベルスキャン 高速スキャンタイム設定: 0.250 ~ 32ms(メカトロリンク通信周期の整数倍) 低速スキャンタイム設定: 2.0 ~ 300ms(メカトロリンク通信周期の整数倍) |
ユーザー図面,関数,モーションプログラム |
・始動図面(DWG.A) : 最大64図面,図面の階層は3重まで ・高速スキャン処理図面(DWG.H) : 最大1000図面,図面の階層は3重まで ・低速スキャン処理図面(DWG.L) : 最大2000図面,図面の階層は3重まで ・割り込み処理図面(DWG.I) : 最大64図面,図面の階層は3重まで ・ステップ数 : 最大4000ステップ/図面 ・ユーザー関数 : 最大2000関数 ・モーションプログラム : 最大512本 ・図面,モーションプログラムの変更履歴 ・図面,モーションプログラムの秘密保持機能 |
データメモリ |
・システム(S)レジスタ : 64Kワード ・共通データ(M)レジスタ : 1Mワード バッテリバックアップあり ・共通グローバル(G)レジスタ : 2Mワード バッテリバックアップなし ・DWG ローカル(D)レジスタ : 16Kワード ・DWG 定数(#)レジスタ : 16Kワード ・入力(I)レジスタ : 64Kワード(出力レジスタと共通) ・出力(O)レジスタ : 64Kワード(入力レジスタと共通) ・定数(C)レジスタ : 16Kワード |
データトレース |
256Kワード/ 4グループ,16点定義/グループ (16 axes) 1Mワード/ 4グループ,16点定義/グループ (32 axes) |
メモリバックアッププログラムメモリ | FLASH(Mレジスタはバッテリバックアップ) |
データタイプ |
ビット形(B) : 0.1 整数形(W) : –32,768 ~ +32,767 倍長整数形(L) : –2,147,483,648 ~ +2,147,483,647 4倍長整数形(Q) : –9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807 単精度実数形(F) : ±(1.175E–38 ~ 3.402E+38), 0 倍精度実数形(D) : ±(2.225E–308 ~ 1.798E+308), 0 アドレス(A) : 0 ~ 16777214 |
レジスタ指定方式 |
レジスタ番号指定 : レジスタ番号直接指定 シンボル指定 : 英数カナ最大8文字(最大 200シンボル/DWG) 自動付番あり,自動シンボルあり |
モーション制御仕様 |
・PTP制御,補間制御 ・速度指令出力,トルク指令出力 ・位置指令出力,位相指令出力 |